表面上ではわからない。隠された金利手数料のしくみ
クレジットも借金の一種なので、金利負担や手数料負担が必ず生じてしまいます。「金利」を簡単に説明すると、お金を一定の期間貸し借りするときの値段。すこし詳しくすると、
お金の貸し借りにおいて、借り手から貸し手に支払われる利息の、貸し借りされた金額(元金)に対する割合です。
クレジットカードでお買い物をした場合、分割回数に応じて分割払い手数料を、利用者や販売店または両者が負担するタイプがあります。
例えば、「10回払いOK、金利手数料ゼロ!」でも、クレジット加盟店である呉服店が金利手数料を負担していて、金利が生じているというわけです。
金利手数料が5%かかるとして考えてみましょう。
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先ほど出した例「10回払いOK、金利手数料ゼロ!」の場合、利用者は金利がゼロですが、販売店(加盟店)が金利の5%を負担していれば、クレジット会社から販売店に入る代金は商品販売代金の95%
「10回払いOK、金利手数料2%」の場合には、利用者が金利2%を負担し、販売店が残りの金利3%を負担しているといううことなので、クレジット会社から販売店に入る代金は商品販売代金の97%
となります。
加盟店手数料とは
クレジットカードの場合、分割払いをする時は、返済回数に応じた手数料を利用者が負担しなければなりません(リボルビング払いも同様)。クレジットカードの手数料は、利用者だけでなく加盟店も負担するのが一般的で、「加盟店手数料」と呼ばれています。
加盟店手数料の平均は4~5%と考えておいてよいでしょう。しかし、飲食店などでは7%前後と高いものになっています。また、ボーナス一括払いやボーナス二回払いの場合でも、同じように加盟店が手数料を負担することで利用者の負担はゼロというケースが多いです。ただ、一部加盟店においては利用者負担もあるので注意しましょう!
今回は具体的な数字を例に挙げて説明しましたが、加盟店手数料などの体系はクレジット会社と加盟店との取引実績や深耕度合いに応じて決められていて、一つのパターンに定まっているわけではありません。利用する場合には必ず手数料について事前確認してくださいね!